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2009年11月15日 (日)

転調する勇気、転調しない勇気

オーケストレーションシリーズ その8


編曲作品を書くとき、原調を忠実に再現するか、適切な調を選んで転調するかは、ちょっと悩みどころです。

1)原曲の雰囲気を大切にするなら、原調のまま

2)撥弦楽器の弾きやすさを重視するなら、転調する


3)歌が入る場合は、声域を意識して、原調のまま


4)撥弦楽器の開放弦の残響を大切にするなら、転調する


5)フラットやシャープの多い調でも平気で弾ける団体向けなら、原調のまま


6)あまりにも有名な曲であるがため、いわゆる原調がない場合は、適切に調を選択する


最近の私の趣向は、「適切な調を選んで転調する」です。


最も重視するのは楽器の音域です。
原曲のサビの部分などで、マンドリンやマンドラなどが主旋律を取るとき、最も響くと思われる音域(私は1弦7フレット~2弦開放弦あたりだと思っている)に音が比較的集まるように、調を選んでいます。
ただ、以下も気にするようにしています。

・フラット系の曲なら、近親のフラット系の調を選択する

・特に制約がなければ、イ長調とかニ長調とか、開放弦がよく使える調を選択する

・単純な調が続くと、シャープやフラットの数の多い調を意図的に選択する


これは古今の作曲者・編曲者さんにより、色々と判断の分かれるところでしょう。

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