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2009年9月28日 (月)

縦の線と横の線の両方をみる

オーケストレーションシリーズ その6


作曲や編曲でまだ慣れていないうちは、「多面的に」楽譜を捉えることができない可能性があります。
例えば、

・楽譜をタテ、つまりマンドリンからベースまでの縦方向中心で楽譜を埋めていくと、いざ、ひとつひとつのパートを弾いてみたときに、いくつかの種類の、難点を残す場合があります。
  1)音が極端に跳んで、ポジション移動のために演奏が困難(これが意外に多い)
  2)1)と同じ理由で、あるパートの音だけを聴くと、聴きづらく感じることがある
  3)パート譜がめくりにくい。計画的/大局的な休みが配置されていないから
  4)ベースパートで、arco. / pizz. の持ち替えがしにくい
  など

・楽譜をヨコ、つまり他のパートを見ずに楽譜を埋めていくと、縦方向で見直したときに、いくつかの種類の、難点に気付く場合があります。
  1)音がぶつかっていて、不快な音の組み合わせが発生してしまう
  2)パート間で和声法の禁則(例えば平行五度)が発生してしまう
  3)異なるパートで同じ音があまりに多く鳴りすぎ、音のバランスが悪い
  4)3)の反対に、和音を構成する音の一部がどこのパートも弾いていない
  など

逆に言えば、こういった観点をもって自分の楽譜を見つめるだけで、オーケストレーションの力が1段、ステップアップするのかも知れません。

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コメント

久しぶりのオーケストレーションシリーズですねえ(笑)

私が楽譜を書く時はほぼ必ず、横軸にリハ記号、縦軸に全パートを記した表を作って、それぞれの部分での役割を予め決めて視覚的に簡潔にまとめた上で、実際に五線への音の配置に取り掛かります。
複雑な構成で書くとリハ記号が増え過ぎるという弊害もあるので、清書の際に削る作業を要するのですが…。

和音構成のバランスや内声部の自然な流れなんかは、永遠のテーマですね。

投稿: Daiki | 2009年10月 2日 (金) 00時06分

Daikiさん、

日曜日に「その7」を予定してますけどね。

すごくかっちりと作られているんですねぇ。
性格のなせる業でしょうか。

トップダウン的に音を編むのが一巡したら、まったく違った手法、
例えばモードの考え方を取り入れたアドリブ的な構成とか、
例えば協奏曲みたいな編成とか、
例えばちょっとパロディを入れるとか(最近の私に多い)、
試してみるのも一興かと。。。

投稿: まるよし | 2009年10月 2日 (金) 00時17分

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