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2009年9月15日 (火)

改訂と改作と

えぞさんの書き込みに反応。

作品に対する改訂と改作、従来一般的と思われる考えと、私の考えは、合っていないような、合っているような、てな感じです。


結論から言えば、
「改作は基本的に避けたい」「改訂も限定的にとどめたい」
というところ。


■両者についての区別は、以下のようなものでしょうか、私の場合。
   改訂 ・・・ 誤りの部分を直す、枝葉の部分を調整する など
   改作 ・・・ 作品のコンセプトや構成を変更する など

■改作については、したくありません。

   ・作品が世に出たときから、「直したい」「変えたい」という誘惑が始まります。
    でも、変えない。
    委嘱して下さった初演団体を大切にしたいから。
    「あとで変えることができる」という前提で、作曲したくはないから。

   ・例えがとても悪いかも知れませんが、「生まれた自分の子供の出来が悪いからといって、作り直しをできますか?」

   ・もし私が改作するなら、下記のように必然性がある場合のみにしたいです。
      作曲コンクールへの応募など、事情により形を変える必要がある場合(唯一、「序曲」がこれに該当)
      曲の一部や構成などが、意図せず、既存のいずれかの曲と酷似していた場合
      改作することそのものが作品の主目的の場合、例えば「Prelude2 for Duo」
      など

■改訂も、下記の著しいケースに限定して、それでも原則的にはしない、と考えています。

   ・楽譜が誤っている場合。例えば音楽用語の綴りミスとか、休符の抜けとか

   ・音楽的に誤っている場合。例えば同型で転調だけした部分でありながら、音が異なっている、スラーの係りが違っているなど

   ・演奏ができない場合。例えば難度が極端に高い、押さえられない音の配置や数であるなど


昨年、懸案であった「プレリュード2」の浄書、「2つの動機」の浄書を完成させましたが、その途上、どれだけ改訂や改作をしたい衝動にかられたことでしょうか。



ただ、私のこの考えと似た土台にたちながら、なお自身の納得のいく判断で、改作や改訂をされている方は、おられると思います。

それと、こういった私の考えが、将来一切変わることがない、とまでは断言できないでしょうね。実際のところは。。。

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