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2009年7月 8日 (水)

soloは別の楽器

オーケストレーションシリーズ、その5

最近の風潮として、各パートのsolo(場合によってはsoli)を上手に取り入れた作曲作品・編曲作品が多くなってきたと感じています。

  ・以前は、管楽器を入れたり、管楽器の代奏として使う程度まで、をよく見受けた
     最近は、表現方法とひとつとしてsoloやカデンツァを組み込むものがみられるようになった

  ・以前は、1st mandolinのみのsoloが一般的であった
     最近は他の楽器でも使われるようになった。2nd mandolinが参加したり、celloが高音域で歌ったりもする

  ・以前は1stのtuttiで旋律を歌うことが一般的であった。また、1stと2ndのユニゾンなど、消極的なオーケストレーションも多かった
     最近は1stと2ndの使い方がsoloも含めて多様になり、それが編曲作品でも多くみられるようになった



soloはtuttiとは違った、また別の楽器

  ・トレモロの一粒一粒がみえる、という点が違う

  ・オーケストラ全体の相対的な音量が、断然違う
     だから、音楽のメリハリがより多く出る

  ・奏者の個性がみえる・表現できる、という点が違う

  ・ルバートやダイナミクスをより繊細に付けることができる、という点が違う

  ・音の出し方が違う
     soloのpは、合奏のpの音量で弾くのは、効果が出ないことが多い

  ・特殊奏法が効果的に使用できる、という点が違う
     例えばビブラートをかける、など



この話は、だいぶん以前に末廣健児さんや丸本大悟さんと何度かお話しした機会に、「こんな考え方があるなぁ」と話題に出たもののひとつでもあります。
お二人とも、とっても上手にこれらを使われますね。

また、石村隆行先生の編曲作品をみても、soloパートのみでのアンサンブルの部分を設けるなど、オーケストラを自在に膨らませたり、小さくさせたりと、聴く人を惹きつけるテクニックを感じます。





あと、ちょっと違う観点ですが、soloを弾かない人がパート譜をめくりやすい、という隠れたメリットもありますねぇ。。。
(実は、「交響的前奏曲」でこのテクニックを使いました)

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コメント

今回の曲soloがあります(`・ω・´)
表現力、難しいですね
がんばります!

ところで吉水さん19・20日の全国大会いらっしゃいますか?

投稿: ギターパート | 2009年7月 8日 (水) 00時40分

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