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2009年6月22日 (月)

お約束のテンポで振らない

学生の指揮者とかは、奏者に「毎回テンポが違う」とか「振り方が違う」とか言われちゃうことがあるようですが。。。


毎回「お約束のテンポで振る」必要はないのだと思うのです。
振り方を事細かに決めて、楽譜に書かせなければならない、ということもないのです。


・ちゃんと振ると、細分にしようが、先入を使おうが、二度振りにしようが、本当は奏者はついて来れる。

・テンポや振りが決まるほど、奏者は指揮者を見る必要がなくなる。

・くだんの「楽譜の風景」(岩城宏之著)で、曜日や演奏時刻や客の年齢層でテンポを変えるくだりがあった。なるほど!

・走りそうな曲なら、走れる限界の速度を試しておく
 また、とてもゆっくりのテンポも試しておき、新たな発見をする
 また、とてもルバートの振りもやってみるし
 また、指揮の省略も試してみる
 左手をやたら多用する方法も使う。。。

 本番で指揮者がどう振るかは、出たところ次第。
 (これは、昨年の高校音楽祭で「狂詩曲『海』」を振ったときに試しました)


ただ、テンポの速い遅いで、影響を受けるものがあるので、そこは知識として理解しておきましょう。

マンドリンのピッキングorトレモロ

オールダウンorダウンアップ

ベースのボーイング

歌や管楽器が入った場合のブレスのタイミング

とかですね

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コメント

一つ前提条件があると思います.

「音楽的な常識に沿って振っているか?」

もちろん,指揮を見なけりゃ合わせられませんが,音楽的に非常識な振り方をする指揮者さんも結構いらっしゃいます.

だから奏者が混乱するし,悲惨なのは賛助の方...

・打点が流れる,打点の直前で急に振りの速さが変わる(いつどこで打点が来るか予測不可能)
・どこが一拍目かわからない
・裏拍と表拍の区別がつかない
 (2拍子を4拍子で振る人がいたりする.頼むから「1と2と」って振ってくれぇぇ!!)
・アトランダムなテンポの変え方をする
 (ルバートだって,まったくの滅茶苦茶でテンポを揺らしているわけではありませんよね)
などなど.

自分は指揮法がてんでわかりませんので,こんな指揮者さんに出会っても,「こうやって振ってくれ」といえないのがつらい...

投稿: E.J.Horey | 2009年6月22日 (月) 22時21分

E.J.Horeyさん、

ああ、色々と大変なようですね。

>>指揮法がてんでわかりませんので

まあ、そうだとしても、こういうことは言えるのでは?

・「ご自分が奏者のときの視点で振って下さってますか?」
 →これは、この言葉以上の力は持っていません。が、性善説であれば気付いてくれるはず。

・「自分の指揮のビデオを見られたことがありますか?」
 →これで「気付き」を得てもらえるのであれば、充分では?
  (実は私も、自分の指揮をビデオで見るたび落ち込んだりしますが)
  見ても感じてもらえないなら、時間が解決するのを待つしか仕方ないかも。。。?

投稿: まるよし | 2009年6月23日 (火) 00時04分

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