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2009年5月26日 (火)

オクターブユニゾンの魔力

マンドリン合奏のオーケストレーションについて、語れと言われればいくつも語れることはあるもので。。。


意外に「単純」な音の構成がよく響くのです。


でも、1stと2ndがユニゾンというのは、効果がありません。
音量がちょっと豊かになるくらい。
反対に、2ndを1stの1オクターブ下にする、つまりオクターブユニゾンを構成するだけで、とってもとっても響きが良くなります

私見ですけど、管楽器や擦弦楽器(バイオリンですな)よりも、マンドリンやギターのような撥弦楽器系の方が、オクターブユニゾンの効果は強いようです。
その証拠に、オクターブユニゾンを利用した「12弦ギター」ってありますよね。


昔の楽譜は、こういう単純なものが多かったのです。
オーケストレーションのテクニックとしては、あまりに安易であるために、楽譜を書く人は多かれ少なかれやってたんでしょうけど、結構効果があった。。。
1960年代~70年代、つまり、学生や職域のマンドリンクラブがたくさん生まれた頃は、こういう楽譜が多かったですし、それが聴く人の心にも充分響いていたのです。
だから、ちょっと旧い譜庫を探すと、そういう楽譜に出会うことは容易なわけです。


従って、これから初めて「編曲」にチャレンジする人などは、
1stと2ndをずっと同じ音にする
なら、ちょっとだけ手間をかけて、
1stと2ndをオクターブユニゾンにする
としてみて下さい。


ところで、「2オクターブユニゾン」というテクニックもあります。
ご存知でしたか?
1stとCelloのソロを2オクターブ違いであえてぶつける、なんていう、一種の「おきて破り」的な技ですけど、ちょっと不思議で、ちょっとエスニックな感じなんかが出せて、たまに使うと面白いですよ。

私の作品では、例えばEX-tranceでこのテクニックを使っています。

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コメント

依頼演奏会やアンコールでポップスの編曲をする時は王道ですよね。
1stと2nd、1stとドラ、ドラとセロ辺りで。
これにdiv.で内声つけたりするのを組み合わせていきながら、ってのが基本でしょうか。
単純な構成の曲を活かすにはやはり単純な編曲がモノを言う、ってところかと。
奇策はたまにやるからトリッキーなんであって、いつも使いっぱなしやとクドいですしね(笑)

管楽器や擦弦楽器との対比は考えた事なかったですね。
言われてみれば確かに、バイオリンとビオラやトランペットとトロンボーンなんかに比べて、マンドリン属の方がその表現効果は大きい気がします。

投稿: Daiki | 2009年5月26日 (火) 22時10分

Daikiさん、こんばんは。

そうですね。
奇策といっても色々考えられますけど、例えば特殊奏法とかですね。
Bass「だけ」に主旋律を持っていく策もありますが、あまり多用すると、聴くのが辛いです。

弾いたり、振ったり、書いたり。
Daikiさんも頑張ってますね!

投稿: まるよし | 2009年5月26日 (火) 23時07分

各位、

Ex-tranceのくだりはちょっと間違いで、「2オクターブ」ではなくて、2オクターブと3度、つまり18度の位置関係でした。

デ・ミケーリの「エジプトの幻影」の第3楽章なんかは、2オクターブの関係のソロが有名ですね。

投稿: まるよし | 2009年5月26日 (火) 23時11分

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