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2009年5月30日 (土)

かわいそうなスラー

オーケストレーションシリーズ、その2。

よい編曲とよくない編曲の境目に、次のようなものがあります。
というか、私はそう考えています。

■スラーが付いていない
  マンドリンの世界の暗黙の了解として、「スラーがあればトレモロ」「なければピッキング」
  というのがあります。もちろん、例外もたくさんありますが。。。
  スラーが付いていなければ、奏者はこの判断がつきませんし、だいいちどういうフレージングで歌えばよいか、わかりませんね。

■強弱記号が付いていない
  「言語道断!」とまで言えません。意外とそういう楽譜を見かけることはあるのです。

■テンポ指示がない
  「んなアホな!」とまで言えません。意外とそういう楽譜を見かけることはあるのです。
  「原曲を知っているからいいのでは?」という解釈ですかねぇ。

■Bassにarco.とpizz.の指示がない
  Bassパートの方は、これがないと、悲しくなります。
  もしそうでなくても、編曲される方、そうだと思ってあげて下さい。



オーケストレーションの話と、ちょっと違いましたかね。。。
ふひ。

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コメント

昔、編曲をかじっていた時のことを思い出しました。

私は「できるだけ何も言わなくても分かってもらえるように」と思ってやっていたので、こういったことはちょっと信じられません。
むしろ過剰に考えて、元の楽譜がないものに関しては、espress.とかdolce.とかを勝手に書いていたくらいです。

arco.とpizz.の表記があまりない楽譜は結構、昔の楽譜でもあり、わりと日常茶飯事で、コントラバスパートの人はどっちにすべきか判断する力がある程度はあると言えます。でも、どちらがいいかはっきりしないのは困りますね。

投稿: ロコ | 2009年5月30日 (土) 12時04分

またオーケストレーションシリーズですね(笑)

私の学生時代の編曲ではよく指揮者やトップに、
「絶対にこう!ってトコと奏者の感覚に委ねてるトコが両極端である意味わかりやすい楽譜。」
って言われてましたし、実際に正解でした。
楽譜にそういうメッセージを込めてそれをわかってもらえるってやっぱり嬉しいもんです。

arco.とpizz.は難しい問題ですよ。
指揮者や奏者の好みでも結構変わってくるので、作曲者か編曲者しか持っていない正解が闇に葬られると本当にわからんのです。
軽快なボウイングも重厚なピチカートもある程度はできますから、ウチのベースパートは。

投稿: Daiki | 2009年5月30日 (土) 14時16分

ロコさん、こんにちは。

「のだめカンタービレ」で、のだめが自分の作曲したピアノ曲に、「実はこう弾いて欲しい」という思いがあるのに、「そんなことは楽譜のどこにも書いていない」と言われてしまう様なくだりがありますね。

楽譜が「ひとり歩き」することを想定すれば、ロコさんの姿勢はすばらしいことと思います。

投稿: まるよし | 2009年5月31日 (日) 08時59分

Daikiさん、どうも。

オーケストレーションシリーズは第3弾が6月5日に出る予定です。(ネタバレ)

楽譜にどこまで厳格に書くか、自由度を持たせるかは、作曲者・編曲者の裁量の範囲なのでしょう。
管弦楽の世界でも、作曲者によってずいぶん違いがあるようですね。
Daikiさんも、そういうバランスを考えながら、うまく書いてこられたのではないでしょうか。

arco.とpizz.、
ピッキングとトレモロ、
divとnon div等は、
自由度ともいえますが、撥弦楽器特有の「弾くときに弾き方を決めなければならない」部分でもあるので、私はできる範囲で書いてあげたいな、と思っています。

特に、初見演奏や、短い準備で本番を迎えざるを得ない方への配慮として。

投稿: まるよし | 2009年5月31日 (日) 09時06分

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