« 子供たちの喜ぶ姿 | トップページ | 楽譜の風景 »

2009年5月20日 (水)

強く振るほど合わなくなる

合奏が走り始めると、焦ってしまいますよね。
指揮者としては何とかしようと悩むところですが、これについて思うところあれこれ。

1)指揮を強く振ると、よけいに合わなくなるので注意する
   焦るとよけいに図形を大きく、はっきりと振ろうとしてしまうことがありますが、どうもこれは逆効果かも?
     ・図形の持つ「何拍目か」の意味が崩れてしまって、かえって判りにくい指揮になる
     ・図形の端で棒がいちいち止まる様になってしまい、奏者に予測がつきにくくなる
   →強く振るのはせいぜい小節の頭の拍ぐらいで、むしろ小さく振ってあげると、落ち着いてきます。

2)演奏者の力を借りる
   奏者が走っていることに気が付いていない、他のパートを聞いていない、などが原因かも知れません
   必ずしも指揮者のせいではないのです
   「合わせる」ことに努力してくれる奏者を増やしていく方法を、考えてみませんか?
   →他のパート、特に各々より遠い位置にあるパートを聞くよう指示を出すと、少しずつ安定を取り戻します。

3)早期発見、早期治療をできるようになる
   演奏が崩れてから取り戻すのは、至難。ただ、崩れ始めるときは聞いて分かります
   →将棋の「感想戦」ってご存知ですか?
     過去に失敗した演奏、それが自分のものでなくても、走り始めるタイミングはどこだったか、
     そのとき、何ができたかを分析してみると、とってもためになります。

4)キーになるパートを探す
   すべてのパートが悪いときもあるのですが、たいていはその責任の重さが、パートによって一様ではありません
   極端な話、休符でずっと休んでいるパートは原因にはなりえませんよね?
   →原因となる1つか2つのパートを聞き分ける「耳」を養っていきましょう
   →例えば、音を刻んでいるパートより、長い音や長い休符が明けるパートが原因となっていることが、多いものです


ま、これは単に私の意見に過ぎませんけどね。。。

|

« 子供たちの喜ぶ姿 | トップページ | 楽譜の風景 »

コメント

なるほどsign03

投稿: いちこ | 2009年5月22日 (金) 03時43分

本当にそのとおりです!

公に指揮することは殆どないものの、
指揮しながら指導することはよくあるので、
こういう基本的なことを文章で見ると
なるほど〜と、目からウロコで勉強になります。

私も指導する時は「ズレそうなポイント」では
違うパート(というか、全パート)を意識するように言います。
自身の経験から、そのように思っていました。

最近のマンドリン界の指揮は、いい意味で『大げさ』に降ることが
流行っているようですが、私はあえて奏者の力を借りた『地味』な
指揮が好きです。

今後も音楽について、どんどん書いてくださいね☆

投稿: さるかつ | 2009年5月22日 (金) 04時13分

いちこさん、反応ありがとうございます!

他にも色々あると思いますよ。

・天井の高いホールは、合わせにくいので特に用心する

・走るのは前列ではなく、むしろ後列の可能性が高い

・練習のときでも、予備拍を口でカウントしない。指揮を認識する度合いを下げないため

とかね。
ま、これはまたいつかの折に。。。

投稿: まるよし | 2009年5月22日 (金) 12時51分

さるかつさん、
ここではお久しぶりですね!

「公に指揮」して下さいよ、ぜひ。
TGのOGステージとかでもなくってね。

指導者の背中を見せてあげることも、一つの指導なのかも知れませんから。。。

投稿: まるよし | 2009年5月22日 (金) 12時53分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 子供たちの喜ぶ姿 | トップページ | 楽譜の風景 »