« 『響』の源流を訪ねて | トップページ | プレリュード通 »

2007年4月 2日 (月)

今年も素敵な時間をいただきました

「ARTE MANDOLINISTICA 大阪公演2007」に行ってきました。

まず感じたことは2つ。

「聴き応え」
ARTEに期待するもののひとつが、プログラムから想像される曲そのものの魅力に加えて、重厚さ、多彩さ、趣向。。。
それを今年は特に楽しむことができたと思います。
に『幻想序曲「ロミオとジュリエット」』。
原曲に加え、久保田門下生による演奏も記憶にあるのですが、ARTEならではの世界が拡がっていて、本当に心地よいひとときをもらいました。

「弾けて当たり前、その次からが音楽」
難曲も多く、コンサート全体の曲の長さもそれなりにあったのですが、奏者の皆さんは充分にプログラムをこなして下さいました。ステージメンバーは108人とのことですが、アンサンブルを合わせる難しさもさることながら、全員の平均レベル/最低レベルを高いものに維持するために、理事長さんは持ち前のアイディアで、あの手この手を繰り出しておられるのでしょう。
音楽を楽しむ上で、弾けていること/合っていることを気にせざるを得ないことが、マンドリンの世界に多いことは、残念。ARTEは今回も、そういった不安なしに楽しませてくれました。当たり前のことなのかも知れないけれど、当たり前にできないこと。

--------

少し提案も、しましょう。今後のために。
運営面は、まだまだ改善の余地があると思います。
CDや楽譜の販売で、買ったものを裸で渡すのはいただけません。必ずしも大きなかばんを持って聴きに来ている訳ではありませんので、ちょっと辛かったです。
それから出版譜は黒光りして格好よいのですが、指紋が付きやすく、扱いに気を遣います。パート譜の入手方法も知りたかったですね。

--------

最後に壺井さんの「群青メルカトル」、よかったです!
音を「ばら撒く」センスが面白かったです。

イメージするのは「田植え」。
昔の、人がする田植えは、苗の束を水田のあちこちに投げるんですね。で、それをあとで拾いながら、1本1本植えていく。。。作曲するときに、音楽のプロットを立てていると、私は自分が苗の束を投げていることをイメージすることがあるんです。
で、壺井さんの描く音楽は、シンプルで、陳腐でない。。。
それはひとつには、音を「ばら撒く」センスのよさがあるのだと感じました。作為的でない、そして聴く者の予測を上手に裏切ってくれる。後半のベースドラムが延々と連打される構想は、私の音楽の戸棚にない発想で、びっくりしました。

--------

今回も堪能させて下さったARTEの皆さん、どうもありがとう。これからも活躍を期待しています!

|

« 『響』の源流を訪ねて | トップページ | プレリュード通 »

コメント

>まるよしさん

夜も朝も(笑)大変お疲れ様でした。
そしてARTEの皆様どうもありがとうございました。
この場をお借りしてお礼申し上げます。

今回のコンサートもたくさんの事を発見致しました。
マンドリンコンサートでは予測できなかった事(音)、
とても刺激的でした。「モノが違う」…同感でした。

投稿: ジジ | 2007年4月 3日 (火) 08時17分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 『響』の源流を訪ねて | トップページ | プレリュード通 »